カーブミラーは何を選べば良い？アクリル・ステンレス・ガラス

カーブミラー選びをされていると価格が極端に違う物があることに気づくと思います。この価格の違いは鏡面素材にあるのです。丈夫で長持ちするカーブミラーほど値段が高くなるのが特徴です。「でも出費も抑えたいし、できるだけ価格を抑えたい…」というのがご購入者様の気持ちだと思います。そこで今回は、カーブミラー選びのために鏡面素材毎の特徴をご紹介します。

アクリル製、ステンレス製、ガラス製ミラーの違いは？

カーブミラーは大きく分けてアクリル製、ステンレス製、ガラス製ミラーの三つに分けられます。（製造会社によってさらに細かな種類に分けられますが、今回は割愛します。）各素材は一長一短なので、用途によって使い分けるのが良いでしょう。

ミラーの種類	アクリル製	ステンレス製	ガラス製
明るさ（反射率）	◎	〇	◎
耐候性	△	〇	◎
耐衝撃性	△	◎	×
曇りにくさ	△	〇	◎
歪みにくさ	△	◎	△
重さ	軽い	重い	普通
長所	とにかく軽いため、作業性に優れます。価格も安く、購入しやすい。	一番耐久性に優れます。車両が接触しても鏡面が割れることがなく、歪むだけ。	屋内であれば最も映りが良い
短所	衝撃に弱く、鏡面に細かな傷が付きやすい。日差しの温度差・雨風の強い場所では、長期の使用で鏡面が歪む恐れがある。	重量が重く、作業しづらい。値段が高い	衝撃に弱く、少しでも車両や荷物が接触するとひび割れしたり、破片が飛散したりします。
価格	普通	高い	安い

アクリル製カーブミラーの特徴

アクリル製ミラーの特徴は何といっても軽くて値段が安いことです。一番重いステンレス製ミラーの重さの約半分になりますので（例えば、鏡面サイズφ1000mmのミラーの場合だとステンレス製約20kgなのに対し、アクリル製は約10kg）、作業時の負担が軽くなります。施工業者様から人気の規格になります。また、値段もお値打ちで、少しでも安く抑えたい場合にオススメです。

反対に耐久性が無いため、鏡面に細かな傷が付きやすいのも特徴です。また、日差しの温度差がある所・雨風の強い場所では長期の使用で鏡面が歪んでしまう恐れがあります。そのため、屋外では耐用年数が落ちてしまいます。

ステンレス製カーブミラーの特徴

丈夫で長持ちするのがステンレス製ミラーの大きな魅力です。「少しぐらい費用が高くなっても良いから丈夫な物を選びたい」という方にオススメのミラーです。耐候性・耐久性に優れ、鏡面も曇りにくいため、屋外での長期使用にピッタリです。また、三種類の中で最も割れづらく車両が接触しても鏡面が割れません。（ただし、強い負荷がかかると歪んだり、穴が開いてしまう場合があります。）

反対に非常に重く、三種類の中で一番重量のあるカーブミラーになっています。そのため作業がしづらく、施工業者様にとっては負担になることが多いようです。また、三種類の中で価格が一番高く、初期費用が高くついてしまうのが大きな短所と言えるでしょう。

ガラス製カーブミラーの特徴

三種類の中でも最も映りが綺麗なのがガラス製ミラーです。屋内では非常に映りが良いためガレージ内・屋内駐車場での使用にオススメです。また、三種類の中でも一番素材費用が安いため、安価に抑えたい場合はガラス製ミラーが良いでしょう。（ホームセンターで販売されているガレージミラーのほとんどがこの素材です。）

短所は何といっても衝撃に弱い点でしょう。他の二種類と比べても非常に脆く、車両や荷物が少し接触しただけでも粉々に割れてしまいます。最近では飛散防止加工が施されている品がほとんどですが、それでもやはり割れれば飛散落下してしまいます。耐候性に優れ曇りづらいガラス製ミラーですが、耐久性に難があるため屋内で使われるのが一般的です。

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